T君の結婚とある中学校長の発言

中学校時代からの長年の悪友だったT君が、ようやくというか、やっとというか、結婚しました。
私の妻もT君のことは学生時代からよく知っており、「よかったねえ」と喜んでいます。それで、4月にT君夫妻が友人達を呼んで「結婚お披露目会」行うことになり、私が司会を依頼されました。当然、喜んで引き受けたわけで、昨日はその内容の合わせに行き、始めて妻のYさんにお会いしました。T君よりも10歳も若い、チャーミングな方で、ほんまにうらやましい限りで良かったです。

さて、大阪の中学校校長が、「女性にとって最も大切なことは子どもを2人以上産むこと。仕事でキャリアを積む以上に価値がある。子育てをした後に大学で学べばよい」と発言したそうです。「ほんまに、ようこんなあほなこと言うなあ」とあきれるばかりです。
社会全体で言えば、子どもが産まれずに人口が減っていくことは問題です。しかし、私たち国民一人一人は、社会のことを考えて子どもを生み育てているわけではなく、「子どもがほしい、家族がほしい」という素朴な思いで、子育てしているのです。

人にとっての幸せは、色々な形があります。大切なことは、一人一人が幸せを感じれることであり、一人でも多くの人が幸せを感じ取れるような社会システムにしていくことが大切なのです。そして、国民一人とりの基本的人権がしっかりと守られる社会になっていけば、家庭を持ち、子どもを生み育てていこうとする人たちも必ず増えていくでしょう。

友人T君のような夫妻は、子どもを生み育てることは難しいでしょう。でも、二人で力を合わせて、色々と困難があっても越え助け合って幸せになっていってくれることを願ってやみません。
教育にとって何より大切なことは、特定の価値観を押しつけることではなく、自分の頭で考え、行動できる子ども達をしっかりと育てていくことです。

「年金が破綻する」は、そう言うことで儲かる人がいるから

日本生命保険の要職を務めた後、ライフネット生命保険株式会社を立ち上げた出口治明さん著の「お金の教養ー20代の新しいお金づきあい入門ー」(ポプラ社)を読みました。

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消費税増税賛成など、首をかしげる箇所もありますが、示唆に富む中身です。
「歴史的には高度成長の右肩あがりこそイレギュラー」「政府が国債を発行できる限り、年金制度が破綻することはない」「国債が発行できずに政府が破綻するような状況では、多くの民間銀行も破綻し、個人で色々とそなえてもほとんど意味がない」と述べて、「年金破綻」「ハイパーインフレ」など将来をあおる情報が飛びかう現状に、「不安をあおることで儲かる人間が必ずいるからだ」と、指摘。

そして「大切なことはホントとウソを見極める力をつけること」「公的機関が集計するデータを元に、自分の頭で考えること。これ本当か?と常に考えること」を強調されています。
また、「世代間の不公平は少子高齢化を言い換えただけ。それに悩むよりも、どうすれば僕たちの人生が少しでも良くなるかを考えることが大切」とも。

若者に、「自分で考え、展望をもって生きることの大切さ」を説いている点に、大変共感できました。